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ストレスと自律神経について

現在はストレス社会と言われています。ほどほどのストレスは生きる上で良い刺激になるので必要なものですが、ストレスが多過ぎるのは身体によくありません。

ストレスになる原因は気づかないうちになっているものもあれば、自覚できるぐらいの大きなものもあります。

同じストレスでも感じ方は人によって違うのですが、そのストレスがいつの間にか自律神経のバランスを乱して様々な症状が徐々に、あるいは突然身体に起こることがあります。

そしてそのままの状態が続くと症状が慢性化してなかなか治らない持病になっていきます。

自律神経のバランスが乱れると

などなど、ストレスはこのように自律神経の働きを乱してしまい、いろいろと身体が病気になります。

ストレスをもたらすものをストレッサーといいます。ストレッサーは大きく分けて3つにわかれます。

①物理的・化学的ストレッサー(暑さ、寒さ、騒音、光、アルコール、タバコなど)

②生理的ストレッサー(過労、感染、不眠、ケガ、健康障害など)

 

③心理的・社会的ストレッサー(人間関係、仕事や学校での不満やプレッシャー、種々の失望や挫折、老後の不安など)

このようなストレスがまったく無くなると健康になれるかというとそうでもありません。ストレスは良いストレスもあり悪いストレスもあり、また適度のストレスは刺激になって生きる意欲になります。仕事での目標、素敵な人との会話、子供の成長など楽しい時間を過ごしていると良いストレスが脳や身体に良い刺激になります。同じストレッサーでも人によっては良いものにも感じるし悪いものにも感じます。とくに3つめの心理的・社会的ストレッサーはどのように受け入れるかで良いものにも悪いものにも感じてしまうのです。

ここで簡単な例を出します。Aさんが身近な存在のBさんに頼みごとをしました。それはおにぎりを作ってほしいということでした。そこでBさんはAさんのためにおにぎりを作って渡しました。それはAさんの求めていた大きさと違いかなり小さいものでした。Aさんはどう思ったでしょう。①なんでBさんは思っていた通りにしてくれない。②小さくても作ってくれただけありがたいな。これは何を言いたいのかと言いますと、ストレスはどう受け取るのかということと、ストレッサーを作っているのはBさんではなくて、AさんがBさんに「このようにしてほしい」と勝手に求めすぎていたためにAさん自身がストッレッサーを作り出していたということを説明しています。

ストレス説明

どうですか?心当たりはないですか?
このおにぎりの関係が逆だったら喜びになりますよね。求めすぎるとこの差は大きくなりますし、求めすぎなかったらこの差は許容範囲になり大きなストレスに感じません。これは人に対する事だけではなく、自分の事や状況などの「うまくいかない」「こうなればいいのに」なども同じです。ストレスが人によって受け方が違うのにはこのような思考状態の違いで変わります。

自律神経とは「交感神経」と「副交感神経」の2つの神経の事を言います。この2つの神経を簡単に説明すると交感神経が活動している時(がんばってる時)に働き、副交感神経は休息している時(リラックス時)に働くのが仕事です。どちらも意識して動かせない所(心臓や血管、内臓や皮膚、体温調節など)のコントロールをしています。

交感神経の仕事内容は主に起きている時です。朝起きてから夜寝る前までの仕事や家事、学校で勉強している時などに働いています。その他にもストレスを受けた時や緊張している時、ケガをした時など免疫系にもよく働きます。そのおかげで人や動物は素早く動けたり防御したり身体の変化に対応する事ができるのです。

逆に副交感神経の仕事内容は主に寝ている時やリラックスしている時です。寝ている時には起きている間に使って傷ついたり疲れている身体を修復する仕事をしていたりします。また胃や腸などは副交感神経が働いて食べ物の消化や栄養の吸収などをしています。

交感神経と副交感神経のイメージとして天秤のようにあっちに傾きこっちに傾きしながらバランスをとりつつどちらかが優位な状態があるように思います。

交感神経と副交感神経

でも実際臨床で自律神経症状を見ていると、稀にどちらも異常興奮している状態もありますので、この2つの神経は天秤のようにどちらかだけ優位に働いているとは一概には言え無いようです。

交感神経と副交感神経の働きは身体の状況に応じて変わります。例えば運動している時は交感神経が働くので、心拍数を増やして血液を体中に送ります。もちろん脳はフル稼働なので興奮しています。また緊張している時も同じように交感神経が働きます。緊張すると口はカラカラ、筋肉はカチカチ心臓はドキドキ、呼吸はハアハアなど動いてなくても身体は全力疾走するみたいに働きます。では副交感神経がずっと優位であったらいいのかとなりますが、血管が弛緩しすぎると頭痛になったり、胃腸が働きすぎて下痢になったりと、これはこれで何か問題があります。

交感神経と副交感神経の表

大脳にある大脳新皮質は学習・感情・意志・判断など高等な精神活動をつかさどる部分、大脳辺縁系は本能的欲求や、生理的な快・不快・怒り・驚き・恐れといった情動をつかさどる部分です。なんらかのストレスを受けるとその情報は大脳新皮質または大脳辺縁系で処理されて視床下部へ送られます。その情報結果を視床下部が自律神経を働かせたりホルモンを分泌させることにより体は様々な事に反応できます。ストレスによる自律神経まで

しかしストレスなどで長期間乱れてしまった自律神経や内分泌はなかなか戻らない場合があります。その状態が続くと体のあちらこちらに問題が生じて大病の原因にもなります。

肩こりなどでも「ずっとひどいんです」って言われる方に「それは楽しい時にもあるのですか?」って聞くと「そういえば感じませんね」って言われる方が多いです。ここまで読んでくれた方ならもう原因はおわかりですよね。鍼灸は自律神経や内分泌の乱れを戻すのにすごく効果がありますので、なかなか治らない症状でお悩みなら一度お考えください。やくもでは体に起こっている様々な症状は自律神経や内分泌の乱れが関係していると考えています。なぜその状態になったのか、なぜ治らならないのか、その症状にはもっと根本的なものが原因かもしれません。自律神経や内分泌の状態が良くなって自然治癒力が高まり、真の健康でおだやかな生活に戻ってもらいたいです。もし悩んでいるのであればご相談ください。悩んでいることがストレスですよ!